Looker Studio(旧Google Data Portal:グーグルデータポータル)で売上予測を出す|経過日数と日割り計算のやり方

Google Dataportalで売上予測の出し方 Google Data Portal(グーグルデータポータル)

無料のBIツールとして有名なLooker Studio(旧Google Data Portal:グーグルデータポータル)。あれだけの機能を無料で使えるって凄いですよね。ユーザーインターフェースも非常にわかりやすいし、ドラック&ドロップでいろいろできてしまうので、とても楽チン。

最初の設定さえ覚えてしまえば、自動で更新出来たり、メールでレポート配信してくれたりと至れり尽くせり。

そんなLooker Studioで主にやってるのは売り上げの管理なのですが、ずっと出来ずにいた事があります。それは、「当月の着地見込みを自動で更新する」という事。

ここからは、ある程度Looker Studioを使ったことが無い人は「なんのこっちゃ?」となるので、わかる人向けの文章になることをお許しください。

【ここで紹介すること】
Looker Studioで当月の売上予測を出す。

【仕組み】
測定日までの売上の合計を経過日数で割って、当月のトータル日数(例:6月なら30日間)を掛ける。

例)6月で測定日は10日で、そこまでの売り上げが220,000円。当月の売上予測は?
→220,000 / 10 * 30 = 660,000円
当月の売り上げは666,000円となります。

【自動化に向けて】
・データはgoogle spread sheetに入れています。
日付 入力形式:2022/6/1
売上 入力形式:2,000

上記のような表が出来たら、Looker Studioのデータに登録して、レポートを作成すると読み込まれます。

・フィールドを追加することで、下記を自動的に出します。
1.経過日数 → 例では10
2.当月のトータル日数 → 例では30

【Looker Studioの設定】
まず、日付のプルダウンを設置します。

プルダウンの設定は自動期間から、「今月初めから今日まで」で今日含むにはチェックを入れません。

ここからフィールドを追加していきます。フィールド名は分かりやすいものにすればよいので、打ち換えてもらっても大丈夫です。

Month of the year]
日付を取得します。
このフィールドはデフォルトで形式が日付になるので、TEXTに変更します。
データの一覧にを開いて、日付からTEXTにすればOKです。
これをやっていないと、この後の設定でエラーがでます。

データの一覧の設定
日付をテキストにしないとエラーになりますので、絶対やってください。やらないと、次のDays of each monthで進めなくなります。

Days of each month]
月によって30日だったり、31日だったりするのでそれらを調整します。

--------------------

※下記コピペした際にシングルクォーテーション「’」が全角になってしまう場合があります。コピペでエラーが出る場合は、シングルクォーテーションを半角に変更してください。エラーが消えます。
case
when Month of the year in (‘2022-01-01′,’2022-03-01′,’2022-05-01′,’2022-07-01′,’2022-08-01′,’2022-10-01′,’2022-12-01′) then ’31’
when Month of the year in (‘2022-04-01′,’2022-06-01′,’2022-09-01′,’2022-11-01′) then ’30’
when Month of the year in (‘2022-02-01′) then ’28’

else ‘other’
end
--------------------

[Day]
経過日数を出します。

Num(Days of each Month)
当月の日数を出します。

これで、フィールドの設定は完了。

・表示の設定方法
1.グラフを追加で、スコアカードを入れます。
2.期間ディメンションを日付にします。
3.指標になにか入っていれば、クリックして一番したにあるフィールドを追加をクリック。
4.名前の所に任意の名前を入れる。ここでは「売上予測」にしてます。
5.計算式を入れます。

6.適用をクリックして、エラーがでていなければ、売上予測の数字が出ていると思います。

一応、あっているか確認したい場合は、スプレッドシートの数字を使って計算してみると良いと思います。

経過日数で割って、当月の日数をかけているだけなので、なにかイベントごとやプロモーションがあると、実際の売上予測から変わってくると思いますが、大体の数字はわかるし、自動更新なので非常に便利だと思います。

コメント

  1. まつ より:

    解説ありがとうございました!!
    さっそく実装しました!!

    ご相談で、
    ここから、土日祝など、特定日を除く方法も解説していただければ幸いです。
    ご検討をお願いします!

    • Haru より:

      コメントありがとうございます。
      現在細かい設定を確認する時間がなく、簡単な方法だけお伝えいたします。
      1.row dataに曜日を入れる。
      2.祝日の場合は曜日と祝の文字を入れる。
      例)日付、曜日、データのようにして曜日の所を月または月(祝)のようにする。
      3,フィルターで特定曜日を除外設定。祝と入ってるものも除外設定。
      おそらく、これで行けます。
      ただし、曜日については、オートフィルでスプレッドシートに入りますが、祝日はおそらく関数など使わないとだめかと。その辺はマニュアルでやるか、調べていただければと思います。
      簡単な回答ですみませんが、ご参考いただければと思います。
      時間が出来たら、しらべて追加したいと思います。

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