Amazonの怪しいレビューの見分け方|それ、本当にベストセラーですか?

Amazon

買い物をする上で、その商品の評判というのは非常に重要です。テレビで芸能人が進めていたり、雑誌で取り上げられていたり、人が物を購入するにあたり、だれかのオススメというのは少なからず購入の動機になっているはず。こういう商品が欲しい。と思って検索すると同じような商品、同じ機能の商品が沢山出てきます。仮に価格が同じくらいで、機能も同じだった場合、どれだけの人が指示しているかで購入意思が固まる場合も多いと思います。

楽天でもAmazonでもカスタマーレビューがあり、このカスタマーレビューの有り無しで売り上げは大きく変わってくるはず。しかし、最近はこのレビューの信ぴょう性が下がってきているように感じます。

例えばAmazonで突然ベストセラーになり、カスタマーレビューが一気に増えている商品が出てくることがあります。テレビや雑誌などで話題になっているならば分かりますが、特にそんなこともない。では、なぜそんなことが起きるのか?考えられる要因がいくつかあります。

・レビュー代行業者を使ってレビューを増やしている。

・商品カテゴリを全然違うマイナーなカテゴリにしている。

この2点を操作するだけで、かなり高評価な商品が出来上がります。レビュー代行については、かなりの費用が掛かると思いますが、ある程度先行投資が出来る企業で原価率の低い商品なら十分実現可能な施策です。

レビュー代行業者を使っているかどうかを見分ける方法はいくつかありますが、代表的なものを載せておこうと思います。

1.短期間にレビューが増えている。
これは特に星の数が4と5のレビューを中心に見ます。そして、レビューの投稿日時を確認します。同じ日に複数入っていたり、1日おきや一週間で大量にレビューが増えているものは怪しいです。レビュー業者もバカではないので、一日に大量に投入することはしません。短くて2週間、長いと一か月くらいかけてじわじわとレビューを増やして行きます。

2.レビュアーの詳細を見るとその商品しかレビューしていない。または、同じように突然レビューが増えた商品ばかりレビューしている。
カスタマーレビューを書いている人の名前をクリックすると、その人がどんなレビューを書いているか見ることができます。そして、大体レビュー代行が書いているものは似たような商品しか書いていなかったり、その商品しか書いていない場合が多いです。

3.レビューの内容・表現方法に偏りがある。
大体レビュー代行は検索にかかるようにキーワードを指定しています。そのキーワードを入れてレビューして下さいという依頼をするためです。そして、私の主観では「XXXしてみました。」というように「みました」という書き方をしている人が多いように思えます。

4.なんだか、商品の良い所ばかり書いている。
レビューの中にその商品を使うシチュエーションや、その商品の別な使い方、付加価値なんか書かれている場合も多いと思います。要するに、商品説明に書かれていない、もしくは書けないような内容を書いている場合も怪しいです。

もう一つカテゴリが全然違う場合ですが、例えば商品にベストセラーのアイコンが付いている商品の登録カテゴリをよく見ると、ぜんぜん違うカテゴリに登録されていたりします。Amazonの例だと、カテゴリが凄く深くまである場合、一番深いところに設定して、ある程度レビュアーに購入させると一気にランキング1位を取ることができます。
例えばこういう商品(https://www.amazon.co.jp/dp/B08BQY6VHS/

確かに、スポンジ付の商品ですが、スポンジがメインじゃないです。スポンジなんて低価格で大量に売れる商品は無いため、ある程度販売されると1位を獲得できてしまいます。もちろん、間違えて登録しているのかもしれませんが、カテゴリとしては信ぴょう性に欠けると思います。

Amazonも楽天も業者を使ったレビューを禁止しているものの、それを確定するのは難しいため、現在のような状況になっているのではないかと思います。我々カスタマーはそういった操作されたレビューを信じて、無駄な買い物をしないようにしっかりと調べて購入する必要があるのではないかと思います。

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