
ウェイクアップガールズ
「いくぞ!がんばっぺ!Wake Up Girls!」
Amazon プライムビデオでTVシリーズが全話みられる「Wake Up Girls」のオープニングソングの始まりです。
注目すべきは「がんばっぺ!」。私は福島県会津若松という田舎で育ったのですが、まさにこの「~っぺ」は良く使う方言で驚きました。アイドルなのになぜ?と思いますが、このWake Up girlsは東北は仙台が舞台のローカルアイドルのお話なんですね。
内容はというと、ローカルアイドルがメジャーに行くまでのお話。良くあるアイドル物と大して変わらないのでは?という感じなのですが、アイドルマスターにも、ラブライブにもない魅力がこのWake Up Girlsにはあるのです。
高校生が主人公という点でラブライブと比較されがち。ラブライブに比べるとキャラクターの個性も髪の色もスタイルも服装も派手じゃないです。一人ひとりのポテンシャルもぜんぜん低いし、いきなり持ち歌が増えたりもしないし、踊りが上手くなったりもしません。
では、何が良いのか?
とっても現実味があるんです。変なプロデューサーに騙されたり、ビジネス的なお金の話が出てきたり、ウルトラC的な事が殆ど起きません。(音楽プロデューサーが付くところはウルトラC的ですが。)なので、見ててハラハラする。アイドル物なのに、なんか暗いんですよね。
仙台は震災の被害のあった土地。ストーリーでも津波にのまれた街が出てきたり、仮設住宅の人々が出てきたりします。アイドルものって、なんかキラキラしたキャラクターが歌ったり、踊ったり、泣いたり、笑ったりってのが王道ですが、このアニメはそこがかなり違うんですね。
映画を見るとより楽しめる
残念なのは、最初に「Wake Up, Girls! 七人のアイドル」という映画が公開されていて、TVシリーズはその続き。Amazonプライムビデオに劇場版は入っていないので、TVシリーズから見ると、ちょっと背景が分からない部分が多い。メンバーが集まったいきさつ、最初のライブ、そのライブ終了までが映画で、TVシリーズは地方アイドルから全国へ行くまで。
オープニングでメンバーひとりひとりの映像が出ますが、そのシーンは映画のシーンなので、TVシリーズから入った人はなんとなく、「そうなんだなー」と想像することしかできません。
とはいえ、面白かったです。昨年TVシリーズの続編が映画公開されているので、DVDになったら見てみたいと思います。
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