私の英会話経験と言えば、数十年前にニュージーランドにワーキングホリデーで1年、その後イギリスに1年滞在しただけで、その後英語を日常的に使うような仕事はしていません。とはいえ、一応住んでいたこともあり、簡単な日常会話は出来るのと、英語を話すことに対する気おくれというか、恥ずかしいという感情は無いです。
留学から帰ってから、日系の会社に就職して10年。その後外資系の会社に10年ほどいましたが、たまに英語のミーティングはあれど、日常的に使う事は無く必要に迫られるようなこともありませんでした。しかし、昨年から外国籍の社長と話す機会や外国籍の同僚が増えたりと、何かと英語が必要になってきた。
今までは「英語は少しできます。」という程度だったのが、今後は「英語できます。」といえるレベルになる必要がある。と同時に「英語できます!」と言えるレベルになりたい!と思って昨年から英語・英会話の勉強を始めたわけです。
お金をかけずに、英語を伸ばす。一昔前なら英会話スクールに行かないと極意を知ることはできなかったのですが、今の世の中Youtubeやポッドキャストという非常に便利なツールがあります。という事で、いろいろな動画を見たり、ポッドキャストを聞いたりする日々。
半年くらいやってみて、気が付いた点がいくつかあるので、これから英語を勉強する人の参考になれば幸いです。
1.語学の習得には時間がかかる
「この動画を見るだけで英語ペラペラ。」「これだけ覚えたら英語ペラペラ」「たったこれだけで英語ペラペラ」俗にいうペラペラ広告。どのレベルをペラペラと言ってるのか分かりませんが、そんなものがあったら日本人は総バイリンガルになります。日本人にとって英語は第二言語。つまり、赤ちゃんが言葉を覚えるのと同義です。違いと言ったら大人は日本語が分かるので、赤ちゃんよりも理解が早いという点くらい。そう考えると、無数の単語を覚える必要があり、表現を学ぶ必要があり、発音を覚える必要があり、文法を知る必要があります。
なので、簡単にペラペラにはなりません。おそらく「この動画を見るだけで英語がペラペラになる。」を隠された意味も含めて書くと「この動画を見るだけではなく、沢山の単語や文法を毎日勉強しながら、沢山会話をする時間を持てば英語がペラペラになる」という感じが正しいと思われる。
2.文法は重要
おそらく簡単な質問をしたり、答えたりする場合はあまり文法は気にせず、よくあるフレーズ集を暗記して、沢山使えば文法を気にせず話すことは出来ると思います。しかし、ちょっと長い文章や説明をする場合はダメなんです。第1文型から第5文型とたった5つの文型を覚えていると覚えていないとでは、簡単フレーズ集を抜け出すスピードが変わってくると思いました。短いフレーズから長い文章や説明の場合は文法はマストで必要です。
3.独り言は意味がある
「英会話の上達にはオンライン英会話」という広告とかフレーズをよく目にしますが、相手がいるとそれは話す練習にはなると思います。ただ、時間は有限で話すことを決めていり、使いたいフレーズを用意したりしていないと、結局会話時間中に考える時間が多くなり、あまり話せないまま終了。なんてことが多くあります。これは、オンライン英会話がダメだと言っているのではなく、事前に独り言で練習しておくことをお勧めするという事です。例えば自己紹介。なんて聞かれるか?どんな話をしたいか?どこを掘り下げて話すか?これって、独り言でも十分練習できると思います。相手が言うのは「Tell me about you.」程度。あとは自分で何をどのくらい話すのか?を練習すればよいと思います。
私もまだまだペラペラではないので、今年の目標は今以上に英語が話せます!と言えるくらい自信を持てるようになることです。日本に住んでいる以上英語を日常的に使う環境に身を置くのは難しいと思いますが、英語の事を常に考えて練習する事は出来ると思います。
今、英語を始めようとしている方、これからもっと頑張ろうと思っている方。一緒に頑張りましょうね!
また、気が向いたら英語について書こうと思います。
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