過去、非常に辛い時期があったのですが、その時によく聞いたのが「オアシス」の「Whatever」。個人的にオアシスではDon’t look back in angerの次に名曲だと思います。もちろん、Stand by meもいいし、all around the worldもいい。まー、いろいろいいんですが、その時の私の心にぐっさりと刺さったのが、Whateverなのです。
聞き方で変わる意味
このWhatever、一言にまとめると「自分は自分の好きにやる」だと思っています。しかし、聞く人が自分の心情として聞いた場合と、誰かに言われているとして聞いた場合で意味が違ってきます。
私は誰かに言われているものとして聞いていました。オアシスの励ましソングだと取ってます。
分かれ道は最後のフレーズ
このWhateverの最大の見せ場は、最後のフレーズ
Whatever you do
Whatever you say
Yeah, I know it’s alright
だと思います。ネットでWhateverを訳しているサイトを見ると、先ほど上げた2つのパターンに分かれて訳されています。
・お前が何をしても、なんて言っても、俺には関係ない
(自分の心情として聞いてる人の訳)
・お前が何をしても、なんて言っても、ぜんぜん気にしない
(自分の心情として聞いてる人の訳)
・君が何をしても、君が何て言っても、大丈夫だよ
(人に言ってもらってるとして聞いてる人の訳)
確かに、どっちも正解だと思います。しかし、当時辛かった私に刺さったのは後者です。そして、もう少しだけ意訳してました。
・君がどんなことをやっても、君がどんなことを言っても、大丈夫。僕はわかってるから
そう、最後に「僕はわかってるから」がポイントなのです。ただ、大丈夫だよ。ではなく、ちゃんとわかってるから、大丈夫だよ。と解釈したことで、確実に一人は私のことを分かってくれてると理解しました。
当時周りに友達もいましたが、「大丈夫だよ」とは言ってくれても「君の事、ちゃんとわかってるから、好きなようにやって大丈夫だよ。」とは言ってもらえないんです。しかし、Whateverではきちんと言葉になっている。それは、刺さりますよ。私が女性で、こんな言葉をかけてくれる男性がいたら完全に恋に落ちます。
もう20年以上前の曲なのに、今聞いても心に刺さる。Whateverは名曲です。ストリングスも曲のスケール感を増して良い。しかしこの曲、6分チョイの曲なのに、ほぼ半分は演奏です。歌詞が終わってから3分くらい演奏するってどんだけ長いんだ。
コメント
このIが指す人をリアムないしオアシスとして聞いていました。
つらいとき、リバプールの田舎から成りあがった彼らが背中が押してくれるような気がして、いつも涙腺がグッときます。